トム・スコット
活躍したスーパーSAXプレイヤー
「トム・スコット」
少年期にベニー・グッドマンの影響でクラリネットを始め、学校のバンドでバリトン・サックスを担当していました。サックス奏者ジョン・コルトレーンに影響され自己スタイルを確立していきます。1968年に初ソロ作である「HONEYSUCKLE BREEZE」発表しています
その後、「L.A.エクスプレス」を結成、翌年にはジョージ・ハリスンのツアーに参加しています。彼の最大の特徴は、ジャズに拘らず、ロックやポップにも精通していて、フュージョンファンからも厚く支持をされています。ジャズ以外だと、ジョニ・ミッチェル、スティーリー・ダンやクインシー・ジョーンズなどと共演しています。
1978年には「ブルース・ブラザーズ」のオリジナルメンバーとして参加。残念ながら映画には出ていませんが・・・ホーンセクションでの参加です。
あまり知られてないのですが、1976年公開の名作映画タクシードライバーでの「タクシードライバーのテーマ」のサックスは彼の音なんです。こんなにも名作中の名作に名前を残している彼はすでに只者ではない・・・
そしてその後、NYのミュージシャンと共演したライブ盤「アップルジュース」を発表します。ライブ盤にして名盤であるこの作品はピアニストのリチャード・ティーや、若き日のマーカス・ミラーなど、ビックなミュージシャンが揃っています。
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フュージョンファンにはたまらないアルバムだと思います。そして若かりしころのマーカスミラー(bass)の演奏が聴けるのも要チェックな1枚ですよ。